当然今の本業行き詰っている。
サイドワークもしている。
一つは地域のポータルサイトに記事を書く。
依然勤めていた会社が作ったサイト。
地域の記事を写真入で書いて1000円が一件当りの報酬。
そのほかホームページの契約を取れば5、6万の収入にはなるがそれは日曜休みのみでは踏み込めない。
つきの稼ぎが1万前後のペースでやっている。

もう一軒がPCサポート。
とある社長にPC講習。月、顧問料として2万円貰っている。
週一のペースで会社へおじゃましてHP作成などやっている。
協会の理事もやっている社長である。
以前はその会社専売の輸入品がありはぶりも良かった。
現在、その商品に変わる製品が出来て細々とやっている。
社員3人、うち一人先月辞めた。
人材募集の相談を受けた。
わよくば俺も、そう思った。
給与を聞いた。
時給計算で850円の試用期間を経て、900円の自給になる。
そのほか売り上げに応じて給与支給となるが。
最高でも20万に届かない。
ハローワクだけでなく、人材派遣会社にも相談してみれば、
そんなアドバイスをした。

その社長の本音を諮りかねている。
ビジネスチャンスはあるのかもしれないが、
俺にとって未知の領域、踏み込むにはリスクが多すぎる。

奥さんはどんな心境なのだろう。
社長は愛人宅から会社に来ている。
昼間は社長、会社には寄り付かず現場へ出ている。
事務所では和やかに事務員、息子とは仲良くやっていた。

仕事相手と割り切っている。
ゆくゆくは息子が会社を取り仕切る。
息子のために事を荒立てられない。
そんな気持ちであろうか。

社長の現場は疲れる。
大工のKさんがつぶやく。
会社の近くのお得意様。
ほとんどうちでリフォームした。
外壁塗装は勿論、塀、キッチン、トイレ、浴室。
もともと資産があり、市役所勤めの主人。
酒を飲むわけでもなく、パチンコもしない。
リフォームが趣味のようだ、課長が言う。
そして今回、以前リフォームしたキッチンまわりを再度リフォームしている。
社長の顧客ということで、ちょくちょく社長が顔を出す。
これはこうした方がいい、
その場で大工さんに指示をだす。
マンションで取り入れた自分発案の飾り棚も取り入れた。
施主はほとんど言いなり。
見積りなどもなく、漠然とこれくらいかかるでしょう。
そんな前置きで始まった工事のようだ。
こんな現場は社長の真骨頂。
自分のやりたい様に出来る。
最高にご機嫌な様だ。

マンションもそうなのだが、行き当たりばったりのリフォーム。
最初に設計図などない。
工事がおわり、これだけかかりました。
そういって、請求書を持っていく。
そんなやり方をいまだにしている。

営業でも不満は広がっているようだ。
月、一軒、塗装の契約を上げれば面目は立てられた。
今までは。
それが一軒70万の契約を上げても、それだけでは歩合にならない。
月末、駆け込みで懸命に取ってきた契約も無駄になる。
営業としては先延ばしになる。
塗装の契約が約11パーセントの歩合となる。
その他の屋根工事、台所改修工事など歩合は3パーセント。
そんなものである。

本日営業の一人と話した。
俺の給与を聞いて驚いていた。
もっと貰っていると思っていたらしい。
馬鹿らしい。

結局、軒天のコーキングはやり直しとなった。
ペンキの職人からクレームが入った。
竹ちゃんが一人直しに入った。
夜7時頃までかかった。
文句一つ言ってない。
給与、俺より全然もらってない。
ガソリンスタンドなど職を転々とした後、この会社に入った。
俺だって、大学卒の初任給並の給与。
社長は給与など上げるなど思っていない。
いかに安く上げるか考えている。
営業の給与体系変更もあった。
車輌手当ては着くが、塗装の売り上げを上げても100万まで歩合が着かない。
一軒平均70万かかる。
つまり月二件、契約を上げないと歩合は着かない。
中年ベテラン営業マン、先月はやっとの思い出一軒契約を上げた。
一軒だけでは、歩合は付かない。
それが今後の給与体系である。

軒天の補修工事で屋根を登ったり降りたり、
足場に登り作業をすると身体をよじり無理な体制が続く。
二週間前に肋骨骨折した私、その箇所が痛み出す。

馬鹿課長は明日も同様の作業を俺に言い渡す。
「荷物は混んだり、階段の上り下りはそれなりに出来るのですが、今日みたいな作業はアバラにこたえますよね」
馬鹿課長は、「うん」
そう答えただけ。

もう一人の工事部の竹ちゃん。
本来、明日休みになっている。
気を使って、「俺、明日出るよ」
そう言ってくれた。

本来、馬鹿課長がそのくらいの作業ならやるところ。
わざわざ竹ちゃんが声をかけてくれた。

馬鹿課長は何もしない。
工事部が作業している中、腕を組んでみてるだけ。
事務処理が忙しいわけでもない、
だらだらパソコンをいじっている。
本当に忙しい現場と社長のいる現場には顔を出さない。
ぶらりぶらりと三時ごろ現場へ現れ、施主の出してくれたお茶を飲んでいく。

日曜日、骨折で休んだ分本日も出勤。
マンションのリフォーム。
社長がずっと現場監督をしている。
凄く疲れる。
社長は休むことを知らない。
動き回っている。
プライベートでは女を作って奥様と別居中だが、
仕事は丹念にやっている。
私情を仕事に持ち込まないのはいいと思う。
俺として、社長を見返して辞めてやる。
そう思っていたのだが、その思いもぐらつく。
将来性、この会社あるのかな、
給与も良くないし。
自分で小さなペンキ屋でも入り、
マーケッティングしてみたい。
そうは思うなだが。

計画として、
三ヵ月後、6月末に退職を申し入れる予定。
今月知識集約。
5月（入社して1年目になる）意中の会社にアプローチ。
そして6月末退職。

すぐにでも辞めてやる。
そうとも思ったのだが、ここは慎重にと考えた。
6月で借金のローンも終わる。
それもあるのだが、月々38000円払っていた分がなくなる。

社長に急変。
最近、自宅に戻っていないらしい。
奥さんとの別居、もしくは離婚。
以前から噂はあった。
女を作っている。
それがばれたらしい。

俺の今後の対応も、しばし動向を伺うとする。

昨日、空手の稽古でわき腹を傷めた。
以前骨折した場所。
軽いあたりであったが骨折していた。
歩けない。会社は休む。

夕方、課長から電話があった。
「動けない状態で出てきてもらっても困る、
会社辞めたら、ハッハッハッハ、」
冗談交じりで言われた。

結局、日曜日からの出社予定。

会社でマンションを買った。
1200万。
その地域の相場は4200万とのこと。
リフォームしてショウルームにするという。
ほとんど全面改装。
社長が出入りの業者と話をしていた。
A「500万くらいでリフォームしようと思っているのでしょう」
社長「300万でやる」
A「今、同じ規模のマンションリフォームしているんですが1000万かかっています」

ユニットバス、キッチンはメーカーのショウルームの払い下げ品。
フロアー材は潰れたマンションメーカーから格安で仕入れた。
もし、4200万で売れたらどれだけ利益が上がるか。

ショールームとして使うというが、失敗しても売れれば利益になる。
どこから仕入れたか知らないが、中古マンションのタタキネはそのくらいなのであろう。
消費者、どれだけ高いものを買わされているか。
あらためて思う。
販売会社、そんなに経費かかるものか、それも思う

不満ながら今の仕事は続けている。
もう二つ収入源はある。
明日とある社長の下でのPC講習。
ホームページ作るの手伝ったり、チラシ作成したり。
毎週日曜の午後、講習している。
月2万円の顧問料が入る。

もう一つ、地域情報サイトの取材。
一取材1000円、先月実績は9000円。

ゆくゆくはネット関連で仕事がしたい。
そう思うのだが。

もう一つ空手の道場通いをしている。
地元で立ち上げている極真系の新流派。
県下に支部もありホームページ作成でも手伝っている。
入会費無料、月謝も3000円で面倒見てもらっている。

見積りには値引きがある。
洗面台、これだけ値引きしますと顧客へ持ち込む。
こんなに安くなるの、それならリフォームしようかしら。

実際価格、商品引いた部分工事費で穴埋め。
総合価格は変わらない。

社長とベッドを組み立て、打ち解けられたかと思った。

本日、営業会議。
14名の正社員が一堂に会した。

社長の話し。
某水道やがホームページの効果はどうだったか。
そんな話が出たそうだ。
下請けをしているその会社、
自らも受注に迫られている。
社長は、営業に対して、気持ちの問題だ。
精神論を説いた。
契約上げた営業に対して、
2万円、1万円と特別ボーナスを与えることで営業意欲を掻き立てていた。
従来通りの戦略である。

4月から施行される、個人データ保護法。
注意を促した。

冗談ながら、もし違反したら俺に刑務所に入ってもらわなければならない。
そういった。
みんなが笑った。
また、
仕事葉が減り、○○は本来の施工管理をしないで、
ポスティングしているんだぞ。
そうとも言った。

営業に工事部の大変さを訴えたようにも聞こえるが、
俺に対して、最大の侮辱でもある。

あっさり辞める。
一つの方法だが、それは社長の思う壺。

おかげさまでやる気が出ました。
社内ではなく、社外での。

表面上は従順に仕事をこなしている。

いつかは、自分の思い通りの仕事へ、
実力付けて、そう思っている。

昨日、他の現場へ材料届けに行く途中
社長から電話があった。
ちょっとしたことだけどWベッドの取り付けを手伝った。
少しは打ち解けた。
「ベッドいるか、やるよ」
不要になったシングルベッドを俺にがもらうこととなった。

社長はあれやれこれやれ、
自分の目の届く範囲では非常にうるさい。

従順な従業員、でいるの業者はハイハイと従っている。

陰口。
俺が一番嫌いのことだが、社長のいないところでは、続発。

俺も従順な態勢で勤務している。

それでも俺は俺。

このプログでは本音の部分。
もう一つのHPではとりあえず毎日更新しています。

社長の命令で廃材処理など用のないときはチラシ配りを言いつけられている。

今日は午前中はポスティング、課長から言われる。

現場管理らしきことは、空いた時間に以前はやっていた。
俺にやらせるのは時間の無駄。
社長の考えらしい。

以前の俺のお客様、担当が別の営業マンになっていた。

以前ならスッキリ辞めていただろう俺。

個人事業主として失敗した借金が残っている。
バイトで食いつないでいた時、
満足の行かない今の給与でも、稼ぐ苦しみを思う。
そしてもう一つ、彼女のことが引っかかる。

営業は売り上げがすべて、

順調に伸ばしていれば何も文句は言われない。
数字さえ挙げていれば何をしていても許される。

売り上げが悪くなり、合同営業なるものもやる。
みんな相乗りで一つの現場へ向う。
一人づつ降ろされ、集合時間に迎えに来る。
パラシュート部隊とも呼ばれる。

この住宅地回りなさい、指示管理される。

俺の反骨精神。
これをやれ、これが会社の方針だ。
上から言いつけられることイヤである。
自分のやり方でやろうとする。

常に反発してきた。

お世辞がいえない。
上に立つものとしておもしろくないのかもしれない。

賢い対処法。

上の言うことにはハイハイ聞いている。
くどくない言い訳もさりげなく付ける。
好感を持ってもらおうとする。

おべんちゃら、も言わない代わり、
私は陰口も言わない。

俺がふてくされて、チラシを折っていた。
そんな話になっていた。

俺としてはそんなつもりはなかった。
チラシが1000枚近く大きな箱に入っている。
相当重い。
二階から運んできて一階のデスクの横に置いた。
相当大きな音がした。

俺がふてくされたチラシを放り投げた。
そんな事になっていた。

事務員さんが奥さんへ、奥さんが社長にその話をした。
本日の朝、社長が二人の課長に、
ふざけた態度取らすな、そう言い渡したそうである。

キッチン改修現場に量課長が現れ、俺に注意した。
この会社、自分が正しいと思っても社長に言ってはだめだ。
あくまでもオーナー、創始者なのだから、
ハイハイ聞いていろ。

この会社でやっていくつもりなら。